コミック情報
ゲームと連動しつつ深いストーリー展開が魅力
ゲーム原作のコミックです
本編の前後のお話になります
作者 | 藤岡建機 |
出版社 | 講談社 |
ジャンル | アクション |
オススメ度 |
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お気に入り度 |
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内容の概要
主人公は2人おり、カスミとバイザンの視点から物語が進行していきます
ちょくちょく視点が切り替わり、その都度時間軸がずれるため単純に読もうとすると混乱すること必至です
どちらかというとストーリーを順序良く楽しむというよりメッセージ性が強いストーリーです
カスミ編・・・過去に失ったメダロットと似たメダロットと出会ったカスミの新たなメダロットに対する複雑な感情と友情の物語です
失ったメダロットに対する気持ちを残したまま新たなメダロットと知り合い、似ていても違う2体のメダロットに対する感情で揺れ動いていきます
バイザン編・・・人間になることを夢見たロボット(メダロット)であるバイザンが、人間になると信じられている場所に向かうべく旅をします
その旅で様々な境遇の人とメダロットと知り合い何を思うのか・・・という内容です
それぞれの視点が全く独立しているわけではなく、すごく間接的につながっていたりするのですが、最悪それぞれの視点をそれぞれで読むというのもありかもしれません
感想
ストーリーは非常に難解で分かりにくいです
また、GBAソフト「メダロットナビ」本編の直前の物語または直後の話となるため非常に時系列も分かりにくくなっています
本編を知らなくても分かるような構成にはなっていますが、知っていると理解の手助けにはなります
とにかく、二人の主人公の視点でコロコロ場面が切り替わり時系列もずれるためすんなり読んで理解するタイプの漫画ではありません
しかし、メダロットの世界観特有の設定を生かしつつ友情や愛情、それぞれの葛藤などがテーマになっており深いメッセージ性を含んだ作品に仕上がっています
メダロットとメダロッターの関係は、現実で言うところの友人との友情とペットに対する愛情の両方に近い物だと考えられるのでそれを踏まえて読むと心の葛藤が分かりやすいかもしれません
※メダロットは人間と同等の知能を持つおもちゃとして売られているロボットです
おそらく、合わない人には合わないけど、楽しめる人には楽しめるタイプの作品です
どちらかというとテーマも重めで終始哀愁漂う雰囲気ではありますが、ちょっと物悲しいお話をお探しの方にオススメです
基本的にカスミ視点では過去にいたメダロットと今のメダロットとの間で揺れる友情と愛情
バイザン視点は人間になりたいロボットの苦悩
が描かれています
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関連リンク
メダロットナビ感想・レビューへ(ゲームレビューサイトへのリンクです)